篠原修司のアップルうわさ情報局

アップル、macOS 27の名前をうっかり漏らしたか

文●篠原修司

2026年06月08日 20時00分

 アップルが次期Mac向けOS「macOS 27」の名前を、うっかり先に漏らしてしまったかもしれない。開発者向けイベント「WWDC 2026」の宣伝用画像のファイル名に、次のmacOSの名前を示すヒントが隠れていたという。米メディアMacRumors寄稿者のアーロン・ペリス氏がXで6月1日に指摘し、同紙が6月2日に報じた。

 手がかりが見つかったのは、X上で「#WWDC26」というハッシュタグの横に表示される、光るアップルロゴの小さなアイコンだ。アイコン自体はごく普通に見えるのだが、その画像ファイルの名前が「Project_Big_Bear_2026」となっていた。

 つまり、アップルが社内で「Big Bear(ビッグベア)」というコードネームを使っている可能性が浮かび上がったわけだ。

 「Big Bear」とは、米カリフォルニア州南部にある湖「ビッグベア湖」のことだとみられている。アップルは近年、macOSの名前にカリフォルニア州の有名な土地の名前を使ってきた。

 たとえば現行の「macOS Tahoe」はタホ湖が由来だ。この命名ルールに照らせば、「Big Bear」は次の名前としてかなり有力な候補と言える。ただし、これはあくまでアップルがうっかりファイル名にコードネームを残してしまった場合の話なので、本当にこの名前になるかどうかは分からない。

 一方、MacRumorsは「Big Bear」とは別に「macOS Emerald(エメラルド)」という名前の可能性も挙げている。同紙によると、macOS 27は新しいSiriアプリやApple Intelligenceを強化を含みつつも、基本的にはバグ修正や安定性の向上に重点を置いたバージョンになるという。

 つまり現行の「macOS Tahoe」を磨き上げたバージョンであり、タホ湖の一部に「エメラルド湾(Emerald Bay)」という名前があるため、Tahoeを洗練させた次期OSの名前として「Emerald」はしっくりくるというわけだ。

 この場合は、過去にmacOS Sierraを改良したバージョンが「macOS High Sierra」と名付けられたのと似た流れだと言える。

 ちなみにアップルは2014年の時点で、自社の正体を隠すためのダミー会社を使い、カリフォルニアにちなんだ20以上の名前を商標として申請していたことが分かっている。

 このうちYosemite(ヨセミテ)やSierra、Mojave、Monterey、Ventura、Sonoma、Sequoiaなどは実際にmacOSの名前として使われた。さらに、いったん申請を取り下げた名前でも、後から「Big Sur」のように採用された例もある。

 MacRumorsによると、アップルが当時申請していた名前のうち、まだ使われずに残っているものには、California、Condor、Diablo、Farallon、Grizzly、Mammoth、Miramar、Pacific、Redtail、Redwood、Rincon、Shasta、Skyline、Tiburonがあるという。

 macOS 27の正式な名前は、日本時間6月9日(火)に開催される「WWDC 2026」の基調講演で明らかになる見込みだ。果たして「Big Bear」なのか、それとも「Emerald」か。答え合わせまであと少しである。

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