KDDIのオンライン専用プランのpovo2.0があらためて注目を集めている。メイン回線としてはもちろん、他キャリアと組み合わせたサブ回線として活用するのにも人気がある。KDDI側もメディア向け説明会を開くなど、あらためて盛り上げようとしている。そこで、あらためてpovo2.0の現在の状況を確かめておきたい。
基本料0円+トッピングのスタイルは変わらず
一方でサブスク系も充実してきた
povoが最初に登場したのは2021年春のこと。当初はドコモ「ahamo」対抗の月20GBのプランだったが、同年の秋には現在の形のpovo2.0に進化した。
基本料0円で、必要なときだけ通信量を購入する仕組みは当時から受け継がれているが、登場当初は各種サービスをau PAYで利用するとデータ容量が貰える「ギガ活」が特にアピールされていた。
その「ギガ活」は終了したが、今ではローソンや関東圏の鉄道駅に行くと、データ容量がもらえるpovo Data Oasisが話題。さらに、コラボ先の商品券などとデータ容量がセットになったコラボトッピングも充実している。ちなみに、マクドナルドのアプリのポイントからpovo2.0の容量に交換できる仕組みもある。
今年1月にはサブスクトッピングが開始。月単位で一定の通信量が自動的に割り当てられる仕組みで、毎回トッピングを購入する必要もなく、普通の格安SIMと同じように使える。
サブスクトッピングの料金を見ると、月5GBで1380円、月30GBで2780円と格安SIMの中では特に安いわけではない。ただ、後述の実測テストでも明らかだが、povo2.0は平日の昼休みのような混雑時でも安定した速度の出る回線という点でMVNOの格安SIMに対して、メリットがある。
応用次第で十人十色の使い方ができるpovo2.0
では、具体的にpovo2.0はどんな人に向いているのか。まず注目したいのは、定番トッピングの「データ使い放題(24時間)」(330円)だ。旅行や出張など、モバイル回線が必要な場所で容量を気にせず使いたい日がたまにあるという使い方が可能だ。
24時間330円は激安とも言え、コーヒー一杯に満たない額で通信量を気にせず使える。カフェやホテルには無料のWi-Fiが備わることもあるが、モバイル回線のほうが安心安全で確実に使える。
音声中心での使い方も実は便利だ。通話定額のトッピングも用意されており、1回5分までは月額550円、かけ放題なら月額1650円。基本料無料なので、かけ放題の回線としては非常に低コスト。着信だけの利用というのも視野に入るだろう。
トッピングなしでも最大128kbpsでは通信でき、SMSも受信できるので、子供用にも向いている。外出先では簡単なメールくらいしかできないため、使いすぎ防止や利用管理にも応用できる。
ほかにもIoT端末の通信回線としてもいいだろう。筆者の身近では遠隔でスマートスイッチを動かす目的だけに、モバイルルーターとセットで使っている例もある。
365日有効のトッピングは自己管理が必要となってくる
一方、使い方に注意が必要なのは365日有効なデータトッピングだ。1年分を前払いすることで割安に使えるトッピングで、360GBが2万6400円。つまり1ヵ月あたり30GBが2200円と、povo2.0の通信品質を考えるとオトクに感じる。
しかし、365日有効なトッピングは、最初に1年分が渡されて、それを使い切ると終了なので、自己管理が必要だ。計画的に消費しなければ途中で足りなくなるか、多く余らせるかのどちらかになりそうだ。なお、分割払いのペイディで支払う場合は特に注意が必要。使い切ってしまったり、途中で止めたい場合でも、当然ながら最後まで払い続ける必要がある。
povo2.0の運営側には料金を1年分事前回収できてメリットが大きいが、ユーザー側はリスクを考えてから購入したほうがよさそうだ。

































