ファーウェイのフラッグシップカメラフォン「Pura」シリーズの2026年モデル「Pura 90」シリーズ3機種が中国で発売となった。3機種のうち最上位モデル「Pura 90 Pro Max」はファーウェイ初の2億画素カメラを搭載する意欲的な製品だ。
◆最新チップセットを搭載するフラッグシップ機
Pura 90 Pro Maxはチップセットにファーウェイ子会社のハイシリコン(HiSilicon)による「Kirin 9030S」を採用している。2025年のハイエンドモデルが搭載していた「Kirin 9020」より性能が高まっている一方、製造プロセスは7nmであり、クアルコムやMediaTekのチップと比べると性能面で数世代の遅れが見える。
しかし、自社開発のHarmonyOSの最適化などにより、性能差を感じさせない仕上がりとなっている。価格はメモリー12GBにストレージ512GBモデルが、6499元(約15万2000円)だ。
ディスプレーは6.9型と歴代Puraシリーズの中で最大サイズ。解像度は2880×1308ドットで最大リフレッシュレートは120HzのLTPO OLEDを採用。表面は自社開発の高剛性ガラス「Kunlun Glass」でカバーされている。フロントカメラは1300万画素だ。
背面のボディーカラーは、明るい2色のグラデーションとしたモデルが2種類、単色グラデーションが1種類(緑)、単色仕上げが2種(金、黒)とバリエーションに富んでいる。
カメラは、Puraシリーズのアイコンともなっているトライアングルデザインで、Pura 90 Pro Maxは広角が5000万画素、超広角が4000万画素、望遠が2億画素の4倍望遠を搭載する。
グラデーションモデルのうち、この橘子海(Orange Ocean)はオレンジとブルーの2色を採用。側面部分も背面同様にグラデーションで仕上げた美しい色合いになっている。写真奥に見える霞光紫(Glow Purple)は背面のみがグラデーションで、側面は単色仕上げだ。
本体サイズは約77.1×164×8.1mm、重さは230.5g。バッテリーは6000mAhで100W有線充電と80W無線充電に対応する。
OSはファーウェイ独自のHarmonyOS 6.1。同OSは2021年から同社のスマートフォン向けに採用されているが、この最新バージョンでは半透明系のビジュアルUIやインタラクティブペットの萌え系テーマなど、よりリッチなUIを搭載。Arkエンジン強化とメモリ管理による体感性能向上、分散機能とマルチウィンドウの進化、セキュリティー強化などが大きな特徴となっている。また、フロントカメラを使ったハンドジェスチャー機能もサポートしている。
HarmonyOS 6.1ではAndroidアプリはサポートしていないものの、コンテナやエミュレーター系のアプリで、ある程度の利用が可能だ。オフィシャルのAppGalleryからインストールできる「出境易」アプリ(意訳すれば「海外利用を楽にする 」=海外のアプリを使う)は、グーグル系や海外のメジャーなSNSアプリなどがインストールでき、HamronyOS 6.1内部のコンテナ環境で動作する。
見た目としては普通にAndroidアプリを使うことができるわけだが、すべてのアプリが入手できるわけではない。
AIはOSにマルチモーダルAIエージェントが組み込まれており、対話・操作・検索・自動処理をOSレベルで使用できる。たとえば旅行のプランは行程案の作成だけではなく、チケットの予約から購入ページまでのリンクを提示するなど、ユーザーの実行直前までを提案してくれる。画面を指の関節でノックして囲んだ画像からECサイトで商品検索もできる。現時点では中国語のみ対応だが、かなり強力な機能を搭載しているのだ。
































