2019年クリスマス直前の英国・マンチェスター中心部 筆者撮影
これまで連載で何度か取り上げてきた英国は、キャッシュレスが普及し、SIMカードも入手しやすく、旅行しやすい国のひとつです。英語が公用語で、治安もおおむね良いことから、海外旅行でも人気の国といえます。
そんな英国ですが、入国時の審査や、おいしくない食事事情のように、気になる点があったことも確かです。それらは改善されたのか、2019年12月にロンドンとマンチェスターを訪れてみました。
■キャッシュレス、SIMカードは安定の便利さ
英国ではキャッシュレスが普及し、現金が必要になる場面は減っています。主に使われているのはNFCのコンタクトレス決済。Apple Payの場合、Mastercardのロゴが表示された日本のクレジットカードなら、そのまま利用できます。
いつも訪れるロンドンはもちろん、今回初めて訪れたマンチェスターでも、交通機関やスーパー、ファストフード、小さな商店までキャッシュレス対応済み。現金を使うことなく旅行できました。
念のため現金も持ってはいたものの、2017年から2018年にかけて5ポンドと10ポンドの紙幣が新札に切り替わり、旧札が無効化されたことがありました。欧州各国で紙幣の切り替えは進んでおり、なるべく現金は持ちたくないのです。
現地での通信環境については、空港のSIMカードの自販機などで容易に手に入ります。筆者が使っている「Vodafone UK」のSIMカードは、欧州全域で1日1ポンドで500MBのデータ通信ができる「Pay as you go 1」プランが便利です。