■難関だった入国審査に「自動化ゲート」が登場
英国を旅する上で欠かせないのが「入国審査」です。どの国にも入国審査はありますが、英国は特に意地悪な質問をされることがあり、旅行者を悩ませる存在となっていました。
外国人の多いロンドン・ヒースロー空港ならまだしも、郊外のLCC空港や地方空港、あるいは鉄道や船で入国しようとすると、欧州外から来る外国人が目立ちます。筆者もチケットの提示を求められるだけでなく、根掘り葉掘り質問してきたり、議論をふっかけてきたりと、一癖も二癖もある審査を受けてきました。
ところが2019年5月20日より、自動化ゲート「eGate」を日本人が利用できるようになり、一般的な観光や商用であれば有人の審査を受けることなく、入国できるようになりました。羽田や成田の自動化ゲートとほぼ同じで、パスポートを置き、カメラを見るだけで通過できます。
▲eGateは日本のパスポートでも利用できる
eGateは英国の主要都市の空港や郊外のLCC空港に導入されています。マンチェスター空港で試したところ、たしかに一切の会話をすることなくスムーズに入国できて、感動をおぼえました。