若年層を中心に支持を集める英国発のブランド「Nothing」から、ミドル価格帯の完全ワイヤレスイヤホン「Ear (a)」シリーズの後継となる「Ear (3a)」が発表されました。ファッション性の高いデザインはそのままに、音質の向上やAIを活用した録音機能を備えています。
発売は今日7日で、価格は1万5800円。Amazonプライムデーでは、さらに安く提供される予定です。
手に取りやすいミドルクラスのワイヤレスイヤホン
12mm大口径ドライバーと新色ピンクが魅力のデザイン
デザイン面では、前モデルの四角いフォルムから少し丸みを帯びた形状へと変化しました。外寸はほぼ変わらないものの、よりコンパクトに感じられる設計になっています。また、充電ケースには3段階のLEDドットでバッテリー残量やペアリング状態を表すステータス表示が追加されました。
カラーバリエーションは、定番のホワイトとブラック、前モデルから好評のイエローに加え、新たにマゼンタに近い鮮やかな「ピンク」が追加され、より豊かなラインナップになりました。なお、イエローは前モデルとはちょっと違う色合いになっています。
音質面においては、ドライバーサイズが従来の11mmから12mmへと大型化されたことで、特に低音域が強く響くようになり、全体的に明瞭でまとまりのある高音質を実現しています。また、ハイレゾワイヤレスおよびLDACにも対応しており、通信規格は新たにBluetooth 6.0をサポートしたことで接続の安定性や低遅延、低消費電力が向上しています。
バッテリー性能はイヤホン単体で最大10時間、ケース併用で最大42時間の連続再生が可能で、本体およびケースはIP54の防滴防塵を備えています。さらに、日本のユーザーのニーズに合わせて、付属のイヤーチップに小さめのXSサイズが新たに追加されました。
ノイズキャンセリングについては最大45dBの打ち消し性能を維持しつつ、電車や飛行機などの継続的な低音やオフィスでの人の声など中音域の打ち消し性能が向上し、全体的な効き目は約17%アップしたと言います。外音取り込みモードもマイク性能やAIアルゴリズムの進化により、より自然に周囲の音を聞き取れるように改善されました。
イヤホン単体で録音できる「サウンドキャプチャー」
AIによる文字起こしもできる
Ear (3a)の最大の目玉は、イヤホン本体にメモリーを搭載したことで実現した「サウンドキャプチャー」という録音機能です。イヤホンをつまんで長押しするだけで瞬時に録音が開始されます。
録音対象は大きく2種類あり、ひとつはオンライン会議や通話の録音で、1回のセッションにつき最大2時間まで録音が可能です。プライバシーに配慮し、録音開始時にはアナウンスが流れる仕様になっています。
もうひとつはSpotifyなどで聴いている音楽などを録音できるオーディオスナップショット機能で、著作権に配慮して最大60秒間の録音が可能です。
録音された音声ファイルは、スマートフォンのNothing Xアプリに転送されます。アプリ上では録音データの管理だけでなく、AIを活用した文字起こしと要約ができます。文字起こしにはクラウド側とローカル側での処理モードが用意され、プロモードと呼ばれるクラウド処理は高精度かつ高速な文字起こしが可能です。
プロモードは将来的に有料サービスとなる予定ですが、購入・アクティベートから最初の3ヵ月間は月間120分まで無料で使えます。一方、標準モードと呼ばれるローカル処理では、精度を優先するかスピードを優先するかをユーザーが選択できます。
また、音質のカスタマイズ機能として、プロのDJやコミュニティーメンバーが作成したイコライザーのプロファイルをダウンロードして適用できる共有機能が新たに追加されました。
【まとめ】単なるイヤホンから
「AIインターフェース」へと進化したEar (3a)
NothingのEar (3a)は、1万5800円というミドルクラスの価格帯でありながら、12mmドライバーよるサウンドやBluetooth 6.0への対応など、イヤホンとしての基礎能力が大きく進化しています。
さらに、イヤホン単体での録音を可能にするサウンドキャプチャー機能や、アプリと連携した文字起こし・要約といった機能を搭載することで、単に音を聴くツールからユーザーの生産性を高めるイヤホンになりました。新色ピンクの追加や細部にこだわったデザインのアップデートも相まって、日常使いからビジネスまで、幅広い層に向けた製品に仕上がっています。












































